[聖書をわかりやすく解説：出エジプト記③] 十戒

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エジプトでの数々の奇跡、そしてエジプトの大軍を壊滅させた海での奇跡を体験したイスラエルの人々は、喜び歌いました。モーセとミリアムおよび民全員が即興で歌を作って歌い出したのです！

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• エジプトからの脱出(Escape from Egypt)
• モーセの海割り(Moses divides the sea)
• 十戒(Ten commandments)
• 荒野での生活(Life in the wilderness)

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文句の多いイスラエル人

エジプトから「約束の地」であるカナンの地までは道のりは８,000km以上でしたが、毎日頑張って歩けば２〜４週間ほどでたどり着けるくらいの距離でした。しかしその間は荒野地帯が広がっていたので、水や食べ物を見つけるのは楽ではなかったです。

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長旅で疲れてしまったのか、イスラエルの人々はまた文句を言い始めます：
「水がない。。何を飲めば良いんだ？！」
「エジプトだったらたらふく食べれてたのに！」
「エジプトでは肉がいつも食べれたのに！」

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文句を言うたびに神は必要なものを与えて行きました。岩から水を出したり、ウズラを与えたり、不思議な食べ物、マナ（ヘブル語で「何だろう？」）を週6日与えたりしました。

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アマレク人との戦い

約束の地に行く途中に戦いがあったことも描かれています。アマレク人は恐らくエサウの孫のアマレクの子孫と考えられます。イスラエルの人々が疲れているところを狙い攻撃を仕掛けます。イスラエルもヨシュアをリーダーにアマレク人と交戦することになります。

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ここでモーセたちが不思議な戦法を用います。モーセが両腕をあげている限りヨシュアたちは優勢となるのがわかったので、アロンとフルの二人が両腕をなんと日没まで支えることによって勝利を得ることができたのです！

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組織化

多くの人を取りまとめるのは楽な仕事では無いです。イスラエルの人々は子供と女性を含めておよそ１,０００、０００〜２,０００、０００人ほどいたと思われます。当時はモーセが神と直接会話出来ると思われていて、何か揉め事がや問題があった場合は全てモーセが話を聞いて判断していたのです。毎日これを続けていて、流石にモーセも疲れていました。

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そこに義理の父であるエトロがやってきました。彼はイスラエル人ではなかったのですが、アブラハムの息子ミディアンの子孫であり、同じ神を崇めていました。エトロは状況をみて、「これは良くない」と思い、モーセにアドバイスをします。

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そうです、組織化することです。

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１０人、５０人、１００人、１,０００人のグループを取りまとめる、所謂「中間管理職」を設けることにより、モーセの負担を減らすと言うことです。この組織を導入することにより、モーセは責任を分担することができました。過去も今も変わらず「中間管理職」は大事な役割なのですね！

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シナイ山で神と対談

３ヶ月ほど荒野を彷徨った後にシナイ山に到着します。モーセとアロンはシナイ山を登り、神から直接ことばを授かることになるのです。実は聖書を良く読むと何度もモーセは山を登り下りしています。神との対談は長く、40日ほどかかっています。

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モーセが山にいるときに、モーセが神から授かったことばの中にはかの有名な「十戒」が含まれているのです。カトリック、プロテスタントで解釈が若干違いますが、以下のような内容となっています：

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• 主が唯一の神であること
  
• 偶像を作ってはならないこと
  
• 神の名をみだりに唱えてはならないこと
  
• 安息日を守ること
  
• 父母を敬うこと
  
• 殺人をしてはいけないこと
  
• 姦淫をしてはいけないこと
  
• 盗んではいけないこと
  
• 隣人について偽証してはいけないこと
  
• 隣人の財産をむさぼってはいけないこと
  

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神との関係（１−４）に関する戒めと、人同士の関係（５ー１０）の戒めで構成されています。十戒以外にも多くのことばを授かり、これらのことばを神が直接書いた石版を受け取ります。神の特別なことばを受け取り、イスラエルは神の民として歩み始めるように見えましたが、山のふもとに来るとモーセはとんでもない光景を見ることになるのです。。

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